星の王子さまでフランス語を学ぶ~砂漠と音の幻想

世界中で愛される小説

短編小説というのはただたんに、文字の量だけのことをいっているんですね。

本当に短い話なのだけれども、フランス語で読むとこんなにも言葉のはざまで時間を忘れて過ごすなんて思ってもみませんでした。

誰にも邪魔されない時間に一人で、フランス語と日本語の間をいったりきたり。

 

 

今日の星の王子さま 

 

『Le Petit Prince』はここです。

 

Or mon petit bonhomme ne me semblait

ni égaré,

ni mort de fatigue,

ni mort de faim,

ni mort de soif,

ni mort de peur.

Il n'avait en rien l'apparence d'un enfant perdu au

milieu du désert,

à mille milles de toute région habitée.

 

 

この部分は声に出して読んでみたり、

こうやってフランス語の意味の切れ目のところで、

段落を変えて書いたりすると面白いですね。

とてもリズミカルで、よく子供の絵本であるような音遊びがされているようです。

ニ モグドゥ

ニ モグドゥ

ニ モグドゥ

ニ モグドゥ

とくに、まだひらがなが読めるか読めないぐらいの子供に読み聞かせる、

ひらがながおっきく乗っていて、

音遊びが面白い本はこんなのがあります。

音と映像のコラボです。


 

もう一つの音の遊び

 

FDSの先生の解説によると、

高尚な文学になればなるほど「同じ言葉を使った繰り返しはダサい」ということで、別の言葉で言い換えられる。

 

でも、何度も同じように使われる表現もあるというところに注目をすると、

それは狙って繰り返しをしていることになるのではと思いました。

例えばこの部分です。

砂漠の千マイルも内部に入ったところには人っ子一人いないという表現がこのように描かれます。

au milieu du désert, à mille milles de toute région habitée.

MとLの音の連続が多様されています。

 

砂漠の幻想

 

これは砂漠ということで、砂漠の物語の

『千夜一夜物語』を思い起こさせる作用を読む者に起こさせやしないかと思ったのですが、

考えすぎでしょうか?

でも、砂漠はとても不思議な場所なので、こうやって呪文のように同じ音を繰り返すと、普通なら『ダサい』といわれる作法がつかわれていることにより 野蛮さがでてきて、読む人を不思議な世界へ連れていく効果を生み出しているのかもしれません。

ألف ليلة وليلة‎  アルフ ライラ ワ ライラ (ライラ というのは、女性の名前ではなくて、夜という意味です。でも ライラという女性の名前の意味は「夜」です)

 

フランス語で星の王子さまを聞いてみよう

 

でもフランス語を読みなれていないから、そんな考えがよぎるぐらいゆっくりとフランス語をいったりきたりしています。

ちょうど、フランス語でLe Petit Prince の朗読がされていますので、聞いてみてください。 今日の部分はだいたいこのYoutube動画の6:21からです。

 

 

 

砂漠の幻想じゃないけど、きっと砂漠という得たいのしれないものからくる、

砂の幻想 もう一回読み直したい本です。

 

 

前回の星の王子さまのお話しはこちら


 

 

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