フランス語の楽しい学び方『星の王子さま』を読む~フランス語で「Le Petit Prince」

 

今日復習をしたフランス語の「Le Petit Prince」はこの部分です。

まだ星の王子さまの出だしの部分で、サンテグジュペリが自分自身のことを語っている部分です。

 

J'ai ainsi eu, au cours  de ma vie, des tas de contracts avec des tas de gens sérieux.

J'ai beaucoup vécu chez les grandes personnes.  

Je les ai vues de très près.

 Ça n'a pas trop amélioré mon opinion.

 

eu  avoir 

J'ai eu ; 私は~だった

sérieux : まじめな、堅物の

J'ai vécu : 住んでいた 暮らしてきた

très près :近くで


ainsi : こんなふうに

 

 

羽田の星の王子さまの翻訳:


僕ははこんな風だった、人生でたくさんの出会いがあって、たくさんの堅物な人物にあってきた。


たくさんの大人たちと暮らしてきた。

とても近くで見たりもしたけど、

僕の大人に対する見方は全然よくならなかった。

 

翻訳した時に考えたこと:


J'ai ainsi eu こうやって、途中に副詞がはさまると、日本語に直すときにとまどいますが、ainsiを抜いて、基本の形をみると迷いがすくなくなります。

J'ai eu ; 私は~だった


gens sérieux. この部分ですが、まじめな人々とか、堅物な人々とかいろいろ考えられます。

 

 

 

池澤夏樹さんの翻訳では: 重要人物 と訳されていました。

仕事で出会うような人々なので、重役やらそれなりのポジションに会う人が多かったのかもしれません。

 

 

星の王子さまという本はとても小さくて、手のひらに乗るぐらいの本です。
私の持っている星の王子さまの本はこれです。でも日本語版なので、フランス語版のほうが分厚かったらそれはそれで面白いなとおもいます。
なんでかといいますと、普通翻訳された本というのは、原文の何倍もの言葉を重ねてやっとその意味がとれることがあります。

 

 


例えば、英語が原作のEarth's Childrenというシリーズの本は、ペーパーバックの一冊分が日本語に訳されると3冊の分厚い本になります。

 


日本語で星の王子さまを読むと、残念ながら、日本語という言葉についてその背景や、由来を学んだことがなく、自然に日本語が使えるようになってしまったため、
つるつると日本語が読めてしまうのです。


星の王子さまを普通のお話しとして楽しんでもそれはそれで、楽しいと思います。でも、なぜだかフランス語を学習することで毎日が楽しくなってしまった経験した人。

そんな人はきっと、フランス語で読んでみたいという欲望を持つのではないでしょうか。(私だけ?)

 

たまたまフランス語学習を始めたところで、星の王子さまの読解講座というのがあって、フランス語を読みながら、その文脈に隠されたフランス語の書き手の気持ちの流れ、

というのをなぞることができました。

 

日本語で読んでも、作者の言いたいところというのは十分にわかると思います、でもやっぱりフランス語で読んで、フランス語の文法の流れも抑えながら、

サンテグジュペリの経験したことなどを把握しながら一段落ずつフランス語で読んでいけるというのは、とても素敵な時間だと思わずにわいれません。

 

フランス語で星の王子さまを読みながら、日本語で理解するというのは、ちょうど部外者は絶対にいれてもらえない、翻訳者の人の頭の中に入ってしまったという感覚ににているかもしれません。

 

フランス語で書かれた星の王子さまは一冊しかありません。作者はサンテグジュペリです。


日本語で書かれた星の王子さまは何冊も存在します、でもそれはいってみたら別の作者の人の頭の中を一度通過してできた、サンテグジュペリをその人の解釈で読んだ別の本といってもいいかもしれないのです、そうでなければ何冊も存在しないではないですか?


フランス語の読解講座を聞いて思うのですが、翻訳者というのはフランス語にもちろん精通した人であると同時に、日本語の言葉の持つ意味にも精通した、小説家にも匹敵するような言葉の使いてであることは間違いありません。


たまたま私はフランス語を通信制で学習を続けていますが、フランス語を以前学んだことがある、フランス語を独学で学んでいる人は、原文のLe Petit Princeを片手に、自分で星の王子さまを訳して、その過程を楽しむことはとても楽しいことだと思います。

翻訳の世界というのは、おもいっきりその話の流れを変えてしまわない限り、もとのフランス語に対応する、日本語の幅というのはとても広く、読み手の数だけあります。

出版できるレベルの翻訳の世界というのはものすごくハイレベルなのだろうと想像の世界ですが、自分の星の王子さまの翻訳したノートを持つのはそれはそれで面白いです。

 


フランス語を学びはじめて、本当に自分のフランス語能力は伸びているのだろうかと思うこともしばしばですが、フランス語はおもしろいなと思う気持ちは少しも劣えていないので、

それは良いことだなと思いながら。


フランス語の原文を見ながら、読解講座をきくと、その原文のフランス語をいったりきたりするので、いつの間にかそのフランス語の文がとても親しい存在になるということがあります。

なので、時折日本語の星の王子さまを手に取って読んだりすると、原文のフランス語がそのとなりに自然に並ぶという面白い現象がおきます。頭の中のことなのですけど。

フランス語の体験がよみがえるというのはこういうことかなとおもいます。

 

 

 

 

 

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